アメリカでは06モデル登場!
  
以前から気になっていたレザーシートをついに装着!
エレメントのセールスポイントだった撥水シートとは「さよなら」だけど、
バッチリ良い感じになりました。
二年ほど前、ネットサーフィン(今、こんな言い方したっけ?)していて見つけた一枚の写真。エレメント専用のレザーシートキットのパンフレット、シートカバーと違い張り替えるタイプなので、装着後のしわとかはなく綺麗なはずだ。
ところが問題もある。日本仕様のエレメントは5人乗り、一方US仕様は4人乗り。だから、まるまるキットを購入しても、後席は使い物にならない。フロントシートは特に問題なく付くはずだ・・・ということで、フロントシートだけを発注することにした。

シートは特注もできカラーや皮の素材(表革、バックスキン、パンチングレザーなど)、パーツごとの組み合わせ、縫い糸のカラーなどを指定できる。いろいろ組み合わせを考えたが、最後にはグラファイトの一色で、センター部分にパンチングレザーを同素材で配したシンプルなデザインに落ち着いた。
メールをやり取りするなかで「モデル年」を聞かれたが、アームレストが両側に付けてあるので『2005』モデルとして正式に注文した。若干の心配は、発注先がメキシコということ。別に偏見や差別をしている訳ではないが・・・

驚くことに、発注から10日くらいで大きな段ボールが届いた。意外にまじめで、仕事が速い会社のようだ。早々に開封して、内容のチェック。ところが、左右のアームレストが入ってない。おまけに小さな汚れもシートに付いている。そのことをメールするが、あれから1ヶ月ほど経過するが、未だに返事はない。やはりメキシコだったのか・・・
箱を開けると座面:2組、シートバック:2組、ヘッドレスト:2組がはいっていた。シートの張り替えは、過去にもユーノス・ロードスターで体験しているのでおおよその見当は付くが・・・ まず背もたれの後ろ、両側のファスナーを外し、シートをフレームに止めている小さなスプリングとワッシャーを外していく。 試行錯誤を繰り返しながら、どうにかシートを裸の状態にした。これだけで、1時間以上経過。水のように汗を流しながらの作業。
座面にレザーをセットして、16ヶ所を金具で固定した状態。外すのも一苦労だったが、元に戻すのも面倒だ。 シートバックは12個のスプリングと3つの金具でフレームに固定する。ただかぶせるだけでは使っている間にずれてしまうが、シートの縫い目のところに金属の棒が入っていてそれをスプリングで引っ張りシートフレームに固定している。 ついでに、自作ステアリングを装着。オリジナルのステアリングに、間違って購入したパイロット用のレザーを剥がし、エレメントに合うよう手直しして縫い直した。若干握りが太くなって、操作しやすい感じ。上1/3部分を革用スプレーでグレーに塗装、ツートンステアリングに。
運転席側に5時間を掛け、疲労困憊で1日目の作業を終了。翌日は要領が分かっていたので、シート自体の細かな場所を手直しして、3時間ほどで終了。シートバックは左右同じ部品だが、座面には左右があり、US仕様にはないハイトアジャスター部分も加工する必要があった。問題のアームレストは、とりあえずそのまま装着、実物を送って作ってもらうか、同じ素材を送ってもらい日本で作るかすることにする。

それにしても、エレメントは変わった作りをしている。普通はビス4本でシートは簡単に外れるのだが、結局シートは外せなかった。シートの横に付いているカバーも外しにくい。不慣れな姿勢で作業を続けたので、体中が痛い。もうこんな作業は、こりごりだ。
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