今さらですがETC


導入後、なかなか普及しなかったETCですが、ハイカの消滅や各種のサービス、ハード自体もだいぶ購入しやすいところまできました。前払割引サービスを利用すれば最大で8000円もお得(5万円のハイカを購入すると8000円分付いてきたのと同じ)なので、今週末の遠出を前に取り付けることにしました。
まず近所のオートバックスに行くと、価格は14,800円と15,000円の機種が数種類。これにセットアップ料金と取り付け代を加えると、軽く2万円をオーバーしてしまう。

いくら特典があっても、これを取り返すのは容易いことではない。形落ちでも何でも構わない、「もっと安いのを」とイエローハットに向かう。案の定、年末セールでお買い得の車載器がならんでいる。

主流はアンテナ、スピーカー、本体が別々で、本体を見えないところに設置すれば盗難のリスクを回避できる。近頃はデザインやカラーで差別化しているとの説明を店員さんから受けるが、とにかく値段だ。そこで、最安値の三菱重工MOBE-110という車載器を、チョイス。一体型で9,800円、それにセットアップ料が割り引き期間中で2,625円、合計で12,425円で収まった。
セットアップというのはどんな事をしているのか分からないが、ETC車載器に車両の情報を取り込んで使える状態にする。カードは、2年前に作ってあったので、取り付ければ直ぐに使用できる。取り付けはACC電源とアースを接続するだけ、一体型だから廃線はシンプルだ。

シフトノブを外し、センターパネルを外す。カーナビのACC電源にクリップで割り込ませ、金属部分にアースを接続すれば出来上がり。この状態で、車載器につなげて、作動チェックを行い確認する。
一体型なのでこれ見よがしにど真ん中に設置するのは避けて、運転席側にオフセットした位置に決定。メーターパネル部分を外して配線を回り込ませ、10cmほど出してパネルを元に戻す。

メーターパネルを外すのは簡単。ドアを開け、目隠しのパネルを外す。この部品はツメで止まっているだけなので、後部から外すようにすれば簡単に外れる。メーターパネルを止めているネジを1本を外して、数カ所のクリップを力業で外していく。 
専用のステーが付属しているが、なるべく目立たせたくなかったので直接両面テープで貼り付け、コードもボディの下に回り込ませて、極力スッキリとまとめた。

MOBE-110はモデルとしてはかなり古いタイプだと思うが、音声確認機能はないものの、コンパクトでワイドな液晶が特徴。コンパクト故にカードが全部収まりきらず、挿入したままなのが見え見えなのが難点か。そこでカードにブラックのビニールテープを貼ってカモフラージュした。
ETC総合情報ポータルサイトにログインして、前払割引サービスで50,000円分を購入した。
装着後、確認のために高速道路に乗ってみた。ゆっくりとゲートに進入すると「630」の数字がディスプレィに表示され、ゲートが開いた。700円の首都高料金が、630円で利用できた。このペースで行けば、あと177回首都高を利用すれば、初期投資がペイできる計算だ。
今まで見送ってきた一番の理由は車載器が高い割には、そのメリットが少なかったこと。それから「領収書が発行されない」ことも大きな理由だった。

が・・・ETC総合情報ポータルサイトから利用履歴の確認や利用証明書を出力することができるようになっているので、その問題は解決。「意外と便利だったんだなぁ」と関心しています!
  ETC実用術へ